
表題のとおり、「オイルの話」はお客様との会話の中でしばしば登場します。
一般ユーザーにとって「どのオイルが良いのか」というテーマは中々難解です。
味がする訳でも無いし、小難しいデータを並べられてもチンプンカンプン。
実は恥を承知で告白すると・・・・ 私にも解りません(笑)
と申しますのは、本当に各オイルの性能比較をする術を我々販売店は持っていないのです。
成分分析機が有る訳でもないですし、オイル単品の性能が良くても車とのマッチングはどうなのか?などなど。
では、どうやって選べば良いの?という話になりますが・・・・
これはお客様の立場的には・・ 「信じる」 しか無いように思われます。
一般の方が比較材料とするのは以下でしょうか。
まずは価格。
そして広告。
粘度などのスペック。
次に先述した小難しいデータ。
あくまで私見ですが・・・・上記の物、どれもアテにならず、鵜呑みに出来ないと思います。。。。
それほど「オイル」とは「形が有って無いような物」だと思います。
特に近年はオイル生成のテクノロジーも進化し、求められるオイル像も変貌を遂げています。
昔の常識は通用しません。
国際石油資本も変貌を遂げつつあるようですが・・・。
石油はまだまだ独占的・政治的背景に影響を受ける物質です。
「エコ」にとって良いオイル
趣味車の「エゴ」にとって良いオイル
「販売店」にとって良いオイル
「お客様自身」にとって良いオイル
何にとって良いオイルなのかを判断するには色々な視点からアプローチする必要が有りそうです。
それは決して広告には出てきませんよ。
純正オイルって良いの?ってのも良く聞かれますが、これも何とも言えません・・。
なかなか結論の出しにくい話題ではありますが、私は純正オイルの事を
「世界中どこでも手に入るオイル」 だと思っています。
このニュアンス伝わりますでしょうか?
純正油批判では有りませんよ(笑)。純正油はメーカーが品質に太鼓判をおしたオイルです。
こだわりが無ければ何の問題も有りません。
基本的にこの手の話に興味が有る方は「純正+α」の性能やコストパフォーマンスを
求めているのでは無いでしょうか?
ここで試しに、物流的and価格的アプローチにて「同価格」のオイル比較をしてみます。
ヨーロッパ車純正油
原油→石油精製メーカー→自動車メーカー→自動車インポーター→自動車ディーラー→顧客
その他商品(当店取扱い商品の場合)
原油→石油精製メーカー→石油メーカー日本店→販売店→顧客
以上が大まかな物流ルートでしょうか?実際には仲卸などの仲介も入る場合も多いでしょうが。
何が言いたいかと言うと、オイルの原料や精製技術・機器は 「オイルメーカーが持っている」 という事です。
オイルメーカー以外の商品は 「Wネーム」 商品という事です。
仮に「BRAZOオリジナルオイル」を作るとすると・・・勿論当店は油田を所有していません(笑)
石油メーカーに、原料から精製・検査などほぼすべての業務を委託する事となります。
同じ価格で石油メーカーの商品より高品質の製品を生産しうる事が可能でしょうか?
・・・ちょっと回りくどくなってしまいましたが、また機会を見て書きたいと思います。
上記の話はあくまで私感であります。物理的な裏付けを取った訳では有りませんので、
クレームや「告訴」などの行為はご勘弁下さい。。。。
なにとぞ、そこのところ宜しくお願い致します。
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