札幌地区、12月のドカ雪が終わりましたが、今度は冷え込みが厳しいですね。
水道関係のお仕事をされている方はてんてこ舞いだそうです。
車のほうも、冬特有の症状が出始めました~。バッテリーが凄く売れているそうです。
ちょっとした工夫で、何とかトラブルは回避したいものです。。。
以前の記事
・凍結対策・冷間始動時の方法この時期、話題に上がる事が多いので少し触れておきたいのが、
「暖気運転」 について。
まず基本的に、「アイドリング」は車に対して良い影響は無いと思います。
かといって、長時間アイドリングする事ですぐに壊れるか?といえば、それも無いと思います。
要は程度の問題かな?
長時間アイドリングで放置する事を習慣づけるのは危険かと思います。
どんな車でも多少の暖気は必要ですが、何十分もかけておく必要は無いです。
寝起きに100M全力疾走はキツイですよね?かといっていつまでもパジャマでゴロゴロしていても本調子が出ない。
車もそんなイメージで良いと思います。車が冷えている時は負荷を少なめに運動させてやる。
そういったウォーミングアップが理想的じゃないでしょうか?
アイドリングは、本来止まりそうな回転を維持させている状態。
車内部の循環器系等が最低ラインで維持されています。
各ポンプ類も最低限の運転の為、オイルやクーラントの圧送量も最低レベル。
自然通風も無い為、熱は籠り始めます。オイル温度が上がって油圧低下。
クーラント温度も上がって、内圧上昇。
発電量も少なめなのに、ヒーターorACガンガン。
といった感じを想像してもらえれば、何となく車には良く無い事が・・・・・。
最近の車はアイドリング管理についてかなり上手く出来てきていますが、古い車(特に欧州車)は要注意かと思います。
冬季未使用車のバッテリー上がり防止で長時間アイドリングを実施されている事が良く有ります。そういった場合、車庫保管で電源確保が出来れば、こんなのがお勧めです。

バッテリー端子に繋ぎっぱなしにできる充電機です。自然放電して減った分の電力を補ってくれます。
実質一万円以下の商品が沢山あると思いますので、この方法がお勧めです。
写真のスナップオン社製の物は当店に在庫有ります。
ドライバッテリー仕様の方にはDeka社の製品がお勧めです。
青僕辺りは普段乗りしないので、夏場も繋ぎっぱなしです(笑)
車庫に電源が無い、もしくは屋外保管車両は、バッテリーを取り外しておくのが一番良いです。
せめてマイナス端子側だけでも外しておけば、かなりバッテリーの消耗は防げます。当店展示車両などはコレです。
繋ぎっぱなしで放置・・・これは春にバッテリー交換を余儀無くされるかな。。。
まぁ、バッテリー交換やレッカー移動などはお金で解決(笑)できますが、バッテリーは比重が下がると・・・・
内部の稀硫酸が水へと変化して行きます。
水は0度で凍ります。
水は凍ると体積が増えます。
体積の増えたバッテリー液が行き場を失い、ケースを突き破る。
春の雪解けと共にバッテリー液も溶ける。
バッテリー配置場所がバッテリー液で腐食・・・・・
という最悪のケースも珍しい事ではありません。北国あるあるです。
今だ何もせずに放置されている方、まだ間に合うかも知れません。
2月は寒くなりますよ~。是非今の内に。
当店、来週1/14から1/18までの間、第2弾の冬休みを頂きます。
1/19(土)から営業再開となります。
ご迷惑お掛け致しますが、宜しくお願い致します。
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寒い日が続きそうなこれからの札幌地区。寒いといっても北海道ではマシなほうですが・・・。
来週からは-10℃付近まで冷え込む日が続きそうな予報です。
この季節は欧州車にほぼ標準装着のミラーヒーターは助かりますね。
未装着車はミラーが凍って・・・結構大変です。
当店でも最近は「ヒートガン」や「ジェットヒーター」といった工具?を使う仕事が増えてきました(笑)
あと1カ月はこんな作業が続くかもしれません。
身近な凍結被害でいけば・・・
・キーシリンダ凍結これはキーレスエントリーの普及によって減ってきましたね。鍵穴凍結防止スプレーが有効です。
・凍ってドアが開かないドア内側のウェザーストリップ凍結で開かないケースが有りますよね。無理やり開けてゴムが痛んだり・・。
シリコンスプレーなどをウェザーストリップに塗布しておくと有効です。
シリコンスプレーはホームセンターなどで「スコップに雪が付かないスプレー」として売ってます。
安いやつでも結構効果は有ると思います。
・ウインドウォッシャー凍結これは意外と厄介です。濃度が薄いと凍りますよ~って北海道民なら濃いの入れてますよね。
そして凍結被害の本題、
「マフラー凍結」 。
これは防ぎたい。凍結したらレッカー決定です。
どんな車でも水は出るので、マフラーの水をいかに抜くか?にかかってきます。
以前の記事特に最近の低燃費エンジン搭載の国産車は、ジャボジャボ水を出しながら走っているので、心配になります。
あとは、駐車時の姿勢も結構重要です。

写真のように前下がりの駐車ポジションは要注意!
マフラー内に溜まった水が前方向に流れると「触媒」&「エキパイ」に流れ込むかもしれません。
この辺りは排気通路がもともと狭いので、凍結遮断しやすいポイントです。
車の使用方法として・・・
・暖気を長めにする
・チョイ乗りが多い
・屋外保管上記に当てはまる人は要注意だと思います。
ちょっとした使い方の工夫だけでも結構違いますよ~。
あと1カ月、寒い冬と付き合っていきましょう。
3月はワタシ的にはもう「春」だと思っています(笑)
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道路上で不動になると、レッカーのお世話になる事になります。
最近は任意保険に様々なレッカーサービスが付帯されていて、たいがいはそのサービスを利用する方が多いですね。
最近気がついたのですが、ここ5年位、当店へのレッカー入庫の数がぐっと減ったように感じます。
やっぱり車は日々壊れなくなっていってますね。
それでもたまに運ばれてくる車両の不動原因No1は・・・・・。
「燃料ポンプ故障」です。
これに関しては故障の前兆が全く無く、突然やってきます。
走行距離的には10年or10万kmを過ぎた辺りからかな・・。
フェールポンプは部品としてAssy供給が多く、価格は5万~という感じの部品なので、
定期交換するにはちょっと高額な部品です。
一度でも「ガス欠」をやってしまった車両は、ポンプの寿命がかなり縮まるようです。
BMWなどのメジャーブランドはOEM品で「ポンプのみ」手配可能ですが、
一般的にはこんな感じの部品です。

燃料ゲージユニットとポンプがセットになっています。
走行中に停止してしまう事は少なく、エンジン始動時に動かなくなるケースが多いと思います。
・バッテリーは元気で、セルは回るのに、「ポスッ」ともいわない。
・かかりそうな気配が無い。
と感じると思います。
そうなったら通常、レッカーのお世話になるしか有りません・・・。
遠い所だったら大変です。
レッカー手配の電話の前にちょっとトライしてみる事・・・
「燃料ポンプに振動を与える」つまり、ポンプを叩く(笑)。
原始的ですが、かなり効きます。車種によりますが。
人間の心臓に対するマッサージみたいなもんです。
通常、フロントエンジンの車はリアシート座面下に燃料タンクがあります。

座面を外すとそこには、丸いカバーが有る車種が多いです。

これをはぐると、ポンプユニットが顔を出します。

ほとんどのポンプユニットがプラスチック製なので、金属で叩くと壊れてしまいます。
叩き場所を考えながら、優しくかつ激しく?ポンプを叩きましょう(笑)。
同乗者がいる場合はセルを回してもらいながら叩くと尚良いです。
ポンプが動けば、自力で移動可能です。一度動いてしまえば、電源が行っている間はなかなか止まりません。
そのポンプはもうダメなので、交換は必要ですが。
2~3回トライしてダメであれば、他の原因かもしれません。諦めましょう・・・・。
私個人としては過去に日高の山奥でポンプ故障し、上記の方法で札幌まで無事に帰ってこれました。
電話も繋がらない所だったので焦ったな~(笑)。
ちなみに私感ではありますが、振動によるポンプの復活率は燃料タンク形状によって異なります。
リアシート下の薄型タンクが効果高いですね。
水冷ポルシェのように高さのあるタンクは正直厳しいかも知れません。上からの振動がタンク底面に有るポンプまで届かない為だと思います。アウディなんかもその傾向がありますね。
空冷ポルシェはジャッキアップしないと触れません。
一度リアシート下の掃除がてら、外して見てみたら如何でしょうか?
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最近急に暑くなりましたね。
最近のBRAZOはエアコン修理の車が急増しています。。。
画像はエアコン修理中のレンジローバー

最近はほとんどオートエアコン化しているので、大げさな修理になってしまう例も少なくありません。
ACが効かないだけならまだしも、この季節にヒーター!!!が効きっぱなしってのも・・・。
これはつらいです。熱風でますから。
他にはガス漏れ、コンデンサーファン故障、排水不良で室内ベシャベシャなどなど。
それともう一つ、この時期に発生し始めるのが・・・・
「オーバーヒート」今回は万が一水温が高くなってしまった場合お対処法を書いてみます。
修理しなければ治りませんが、対処方法は知っていて損は無いです。
ん?水温が高め???となった場合 (水温計4分の3目盛付近まで)・ヒーター設定温度最高でファン全開。窓も全開。 ヒーターは冷却水の熱を利用しているので、全開にする事で冷却水温度を少しでも下げます。
デスロスタースイッチが有るものはデフロスタースイッチON。
軽傷のオーバーヒートならかなり効果アリです。
あとはなるべくラジエターに走行風が当たるようなルートや運転を心がけましょう。
夏場は窓も全開にしないとフラフラになりますよ。
・ACは「ON」ヒーター全開にしているのに、ACとは矛盾しているようですが、ONで正解です。
輸入車でデスロスタースイッチの有るものは勝手にACがONになるはずです。
冷気は全く出ませんが、ACをONする事によってラジエター前のコンデンサーファンが回ります。
結果、ラジエターを冷やす効果アリです。
・安全な場所で停車・放置もっとも効果アリです(笑)。
水温計の針がレッドゾーン付近を示すのであれば、停車しか有りません。
もう少しで家なのに・・・と無理して走らせると高い代償になります。
勇気ある撤退をお勧めします。
もし、クーラントが溢れてしまって減少した場合、補充は「水」で良いですよ。
後日、修理の際に濃度調整すれば良いので。
たいがいコンビニに立派な水が売っています(笑)。
アレ?水温がちょっと変?と感じた時に上記の対処法を「知ってる」と「知らない」では以外な差を生むかもしれません。
スポーツ走行後のクーリングにも上記方法は効果的です。
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そ~いえば、この時期特有の症状で「エンジンが始動しない」があります。
ガソリン車に関してはキャブ車は勿論の事、インジェクション車も良く、プラグがカブリます。
冷間始動時はガソリンを濃いめに噴射して始動性を上げているので、ある程度燃焼室内の温度が高まるまでは
プラグ的に「濃い」状況が続きます。
対処法が意外と知られていないようなのでご説明しておきます。
原因編
・一般的なバッテリー上がり
・プラグかぶり
・マフラー凍結(排気口遮断)
予防&対処法編
*バッテリー上がり
これはバッテリーをチェックするしかないですね。消耗品です。
バッテリー上がりの場合は他車からバッテリージャンプする事で、緊急始動は可能です。
弱ってきているバッテリーは大体この季節に死亡率が高まります。
*プラグかぶり
冷間始動後はある程度温まるまで(時間にすると2・3分でOKだと思います。)エンジンを止めない。
良くあるパターンとしては・・・・・
「朝、除雪時にエンジンをかけて車を移動。ちょっと移動させてエンジン停止。」
このパターンは確実に再始動性が落ちています。いつものようにアクセルを踏まない状態でセルを回し続けると
どんどんプラグかぶりは進行。レッカーのお世話に。
ちょっと始動性がわるいかな?と感じた時は「アクセル全開」でセルを回し続けましょう。(回し続けると言っても、5秒間位を目安にセルモーターは休ませます・・・。)
アクセルを開けると余計に燃料が出そうで…と思われがちですが、「空気をより多く送ってやる」事が大切です。
迷わず全開で行きましょう。
「ボッ、ボボッ、ボボボーーン」と真っ黒い排気ガスを出しながら始動できれば、トラブル回避です。
その後はプラグ点検やエンジンオイル交換をしてやるのがベストです。
*排気口遮断
豪雪の時など、マフラー出口が雪に埋まったままエンジンをかけておくと、エンジンは窒息して止まります。
対処法は「除雪」です(笑)。
もう一つ、「マフラー凍結」がありますが、これは起きてしまったら自宅での対処は難しいと思います。
マフラーに水がたまり、それが凍結して排気通路を塞いでしまうのです。
凍結なので、温めれば良いのですが・・・。
毎日の冬道トロトロ運転、エンジンを低回転で使うのでたまり易いのです。車種による差は激しいですが。
回避法は「高速道路で高回転域を使う」か、迷惑にならない所で「空ぶかし」するかです。
私は車をジャッキアップして傾斜を付け、空ぶかしして水を出します。
車種によっては、マフラー出口から驚くほどの量の水がでますよ。
以上、知っていて損は無いマメ知識でした。
他にも色々対処方法はありますが、車を壊しかねないので教えられません(笑)。