
今年もこの時期がやって参りました。昨年は参加できませんでしたので、2年ぶりの参加になります。
1周1.7kmのJrコースを8時間走り続けるという単純明快なこのレース、「ジュニ耐」。
まぁ、レースですから単純に速ければ良いのですが・・コンセプト的にゆる~いイベントですので、いわゆるレースカーみたいなのは似合わず、軽自動車や1.6Lクラスの車の参加が多いイベントです。
ドライバーチェンジや給油の際に課せられる5分間のクーリングタイムのロス、消耗品の交換作業によるロスタイムが大きく結果に響いてくるという、シュミレーションゲーム的な要素もあります。
酷く乱暴な計算ですが、1周につき1秒遅く走ると、1時間あたり1周回差を付けられます。それが8時間で合計8LAP。
給油1回の所要時間が約8分。つまり、相手より1秒速く8時間走り続けても、1回余分に給油すると全てがチャラになってしまうということになります。
1周1分少々のコースで1秒のペースダウンもしくはペースアップは、8時間通すとマシンへの負担も大きく変わってきます。
このあたりのトータルの結果が8時間後にどうなっているのか?というのがこのレースの面白い所です。
今回の参加車両はこのカワイイラッピングを施したBMW MINI!!

今回も北見のMI-STYLEさんの力作です!!
いつも有難う御座います。
この車のエンジンは・・・・

トヨタ製のディーゼルエンジン!!!よく道路上で見かけるプロボックスバンなどに搭載されている70PSのディーゼルエンジンです。当然、速くは有りません(笑)。
ボッシュの日本法人が社用車で使用していた車らしいです。日本に数台?正規輸入はされていない、いわば実験車両みたいな感じの車です。その車を基本整備とダウンサス、ハイグリップラジアルタイヤを付けてサーキットに持ってきてしまいました。
といっても私は何もしていません(笑)。すべてmoncyanfactoryで仕上げて頂きました。
何とか皆さんの邪魔にならない程度に走れれば良いな~というノリで、ディーゼルの未知の燃費で優勝してやろう!的な野心は一切ありません(笑)。
ジュニ耐のいつもの朝の始まりです。

車両準備はすべて終わっているので(笑)、私はカレーでも食べて精神統一を。

今回の参加チームは少なめ~。

スターティンググリットに車輛を並べてレース開始を待ちます。

レースはスタートし、淡々と進み始めました。今回は1分5秒前後のローペースなレース展開で進んでいきそうな感じです。
1時間・2時間経過


お?決して速くない(むしろ遅い・・・)うちのMINIがトップです。この辺りは‥正確にラップを刻んで周回するT氏(ボッシュのテストドライバー)の功績。あとは1時間ほどでドライバーチェンジする他チームと比較すると、ウチはドラチェンしていないせい。
T君なら3時間でも4時間でも連続周回OKだ!と放置しているせい(笑)。そう、ウチはブラックチーム!
3時間経過

9LAP差で1位!ほかのチームが給油したせいで 差が開きました。さすがにウチもドラチェン実行です。次は私が乗ります。
4時間経過

8LAP差。1周詰められました。私のせいです(笑)
燃費重視でドライビングしても、ちょっと頑張り気味ドライビングしてもあまりタイムが変わらない。トルクで走るディーゼルの乗り方に???マークが消えない。燃料も減っていかない感じで、20Lの燃料が余裕持って入るだろうか?という思いと、コースクリアで稼ぎ時と勝手に判断、結果2時間近く乗ってしまいました。次はドラチェンと給油実行。
5時間経過

無事にドラチェンと給油を実行。3rdドライバーのH氏がエンジン始動。キュルキュル・・・とベルト音が(汗)。
左前タイヤのサイドウォ-ルも減りが激しいし・・・ちょっと心配(*_*;
耐久レースらしくなって参りました!!!!
結局、早めの点検作業を選択し、H氏には1時間弱で帰ってきてもらうことに・・・・。
ピットイン後、ベルトのほうはモンちゃんにお任せし、自分はタイヤローテーション実行。タイヤ交換作業中、「ボルトが無い!」とか「バンセン持って来い!」との指示を耳にしましたが・・・タイヤ交換終わって自分が再びヘルメットを被るころには完治!!!
流石です!
6時間経過

ピット作業実行にて10週有ったアドバンテージをすべて失いました!!!!出発で乗り込む際に会場アナウンスで
「モンブラゾはこの週に戻れないと2位に陥落だ!今2位の赤いビートが通過した!!」との情報を聞いていました。
急ぎコースインすると・・・まだ遠いですが、バックミラーに赤いビートが写ってる(汗)。ここにきて同一周回かよ~。
車両の憂いは消え去ったので、5速を封印してタイム優先モード・・・・しかしあまりタイムは変わらない(笑)
暫くなぜタイムが出ないか悩みながら走る。おかしいなぁ?
するとふと、助手席側の窓が全開になっていることに気づく。「まさかね・・・」と思いつつ窓を閉めると0.5秒タイムアップ。
ウソでしょ?(笑)
もうこの手のガチンコバトルはT氏に任せたほうが得策なので、私はしっぽ巻いて逃げることにします(笑)
ドラチェン実行で2位陥落。

7.72秒差で追う展開に。盛り上がりますね~!!!
7時間経過

T氏の鬼神の走りを持ってしても、中々追いつかない展開に。しかし何とか1位を捉え、0.98秒のビハインド!!!!
なんとかトップに帰ってきました。もうあとはこのままゴールするだけです。
すると、ライバルチームは給油に入ってしまい、10週以上のビハインドが出来てしまいました。あらら。
放置開始(笑)
8時間経過 ゴール


新車両の試運転くらいのつもりだった今レース、優勝頂いちゃいました。。。。申し訳ない。
やっぱり、順位が付く以上・・・途中から狙っちゃいますよね?(笑)
今年も楽しいレースでした。
翌朝、十勝地方は大雨。予定していたイベントは中止になりました。
あとは札幌に帰るだけですが・・・当然のように日勝ラインは通行止め。狩勝方面もなんかおっかないな~と思い、
広尾廻りを選択するも・・・途中の大樹町付近は冠水寸前。
自分たちは何とか天馬街道に辿り着き、難を逃れましたが…かなり心配な状況でした。
太平洋側に出ても中々な状況。

スゲー高潮!!!
途中国道通行止めにて迂回しましたが、何とか帰札。
最近は台風もまともに上陸するようになってきましたので、考え方を変えなきゃいけないですね。
サーキット走行よりよっぽどドキドキしました。
今回の被害が大きくない事を祈ります。
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