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北海道輸入車販売店 brazoblog

ブラゾの日常業務での車ネタやモータースポーツイベントなどの情報を発信していこうと思います。

Xantia,キーシンダ不良??

「ヒーター(AC)ファンが回らない」「リア熱線が効かない」・・・・エクザンティア乗りの中では、超有名。
典型的なキーシンダ不良!!の症状です。

X2後期型もいよいよキーシリンダが壊れる時が来たか・・・・と勝手に想像し、手持ちの中古キーシリンダと交換すべく、ばらし始めました。






・・・あれ?治らない・・・・(汗)


あまりにもこの車種特有の症状だったので、これで治ると勝手に決め付けていました。よく確認するとキーシリンダまでの電源が1本来ていない。。。。

まずはヒューズ関係一式確認。CIMG2766.jpg

これでヒューズ切れだったら自分のバカさ加減に泣きたくなりますが(笑)、室内側もマキシヒューズ側もどこも切れていない(*_*)

って事は配線コネクタ関係?

あちこちバラして、コネクターを確認するも、特に怪しい所は無し。
・・・まさかメインハーネスに不具合???

キーシリンダ交換で治ると思っていただけに、落胆が大きいです(笑)。

現状確認すると、ブロアファンと熱線のみならず、ハザードやパワーシートなど色々な電源が遮断されています。

バッテリーからの常時供給電源の一部がダウンしているようです。。。。。


もう、バッテリーから順番に見て行くしか有りません。

メインハーネスはこの様にぶっといコルゲートチューブに収納されています。
CIMG2767.jpg

かなり簡単な造りです(笑)。トラブルが起きても不思議ではないですね。順に見て行きます。
シトロエンはドイツ車などと違い、同じ色の配線が沢山有って、各配線に番号がプリントして有ります。。
老眼になったら識別できそうに有りません(笑)

もうここから室内に入って行ってしまいます・・・・・

CIMG2768.jpg

ここまで見た目におかしい所は有りませんでした。あとはダッシュボード外さなきゃ見えないんですけど~。
CIMG2765.jpg

ここで勢いでダッシュボードを外す前に、一旦落ち着いて考え直す・・・。バッテリー付近から再点検。
すると、バンパーやウォッシャータンクの陰になって見えにくい所が有りました。
ダッシュボードを下ろすよりはマシなので、ウォッシャータンクとFバンパーを外します。

配線カバーを剥いて行きます。
CIMG2770.jpg


・・・・すると有りました!!!マズイところが!!
CIMG2775.jpg

ボディと干渉してスパークした跡がハッキリと残っています!!!

被服の中身は・・・・
CIMG2780.jpg

配線がブッツリ切れています(笑)。これじゃ色々動かない訳ですよね~。

でもこんだけボディにショートしても切れないヒューズって・・・・・・・意味有る??????

40Aと80Aの大きなマキシヒューズなんで、ちょんちょん一瞬ショートする位では切れないのかもしれません。

まぁ、切れたら切れたで、診断の難易度が上がってしまうんですけども。


いや~自分の思い込みから始まった診断ミス?とはいえ、配線に翻弄されました。

エクザンティア後期以降のVALEO製キーシリンダは、やっぱり対策型で壊れにくいのかも?

バラしてみても、ほぼ焼けは有りませんでした。

典型的症状でも、こっちの配線トラブルかも知れません。



中途半端な経験が邪魔をする(笑)症例が続きました。修行が足りんな。

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