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北海道輸入車販売店 brazoblog

ブラゾの日常業務での車ネタやモータースポーツイベントなどの情報を発信していこうと思います。

外車屋の資質

輸入車を取り扱っていると、輸入車独自のメカニズムや構造に自分の常識が通用しない場面に出くわします。

今回も久々にヤラレました。。。通常作業時間の倍以上かかってしまった・・・。



良く、「ガイシャって特殊なんでしょ?良くいじれるよな~」と言われますが、国産系の方々が想像しているほどには
特殊では無いように思えます。作動原理は同じですから。

輸入車を取り扱えるかどうかは、困難な作業に遭遇してしまった後に「これだからガイシャは参るよな~」と思うか、「へぇ~」と思えるかの違いだけだと思います。

私も整備らしきものは国産車をベースに覚えていきました。やはりその頃はBMWなどの作業依頼が有ったら、「うわ~ガイシャだぁ~」と思っていました(笑)。

それが何の因果か輸入車業界に従事し、現在に至ります。


学生時代が終わり、輸入車取り扱い会社に就職。そこは輸入車の中でもちょっとマニアックな車種の取扱が有りました。

シトロエンやサーブなど、デザインが特殊なのは解るが、こんな壊れるだけのクルマを一体どこが良くてお客さんは乗ってるんだろう?と従事し始めの頃は思いました。
仕事で接しているとはいえ、やはりそれらの車種はまだ「ガイシャ」だったのです。

‘80年代~‘90年代の輸入車は構造的にも現在に比べると特殊で、作業も苦労しました。

その魅力も構造も理解できない日々が続き、触れ合う時間が苦痛で困ったもんでした(笑)。



それである日ふと思い立ち、ポンコツ中古車を実際に自分で買って所有してみる事にしました。


・・・・するとどうでしょう!!今までとの見方が逆転し、こんなに魅力的なもんだったのか!と、

自分は今まで損していたな~と。向こう側からこちら側へと、食わず嫌いの川を渡る事ができました。



サラリーマン時代だけでもBMW2002に始まり、シトロエンBX,プジョー205CTI、ゴルフⅠディーゼル、クライスラーチェロキー、サーブ900、ポルシェ968、アウディ80、などなどイタ車とイギリス車以外は色々と乗りました。

自分で乗ってみるかな?というスタンスは今でも変わってません。


カタログデータ以外の魅力を他の人に伝えるには、この方法が手っ取り早いです。

「ネガティブ」な情報はインターネットでいくらでも取り出せる時代ですが、本当の「魅力」についてはなかなか・・・。

誰だって自分の好きな物を他人に否定されたくないでしょう。

「自分の顔で嫌いな所はどこ?」と聞かれたらすぐに「ココ」と言えますが、

「自分の顔のチャームポイントは?」と聞かれたら即答しづらいですね。実は「目には自信有るんだよな・・」と思っていても、「そうでもないよ」と思われるのが恥ずかしい(笑)。

車の情報に関しても似たようなモンだと思います。

なんだか訳のわからない長文になってしまって申し訳ありません。。。。


今後もまだまだ乗ってみたい車は沢山有ります。

ポルシェが作る電気自動車なんて、夢のスーパーカーだと思います。


今後の自動車産業に意外と私は悲観していません。

きっと魅力的なクルマを造ってくれる事でしょう。















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テーマ:メンテナンス&ケア - ジャンル:車・バイク

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