意外と数少ない6MT。
この993最終年度に登場したモデル、ATで乗れる唯一のターボボディー車と言う事で新車時の販売はtipが圧倒的に多かったです。
ポルシェ社のファクトリーターボルック的手法で作られたのは「カレラ4S」。993ターボは4WDでしたからね。
この「カレラS」は2WD。基本的にはカレラ2にターボボディーを「被せた」ようなモデルです。
専用装備としてはロワリングランニングギアと呼ばれる専用シャーシ。
車高が15mmダウン、強化サス、ショックなどが標準装備になります。ブレーキはカレラ2と共通です。
回転メーターがロゴ入り専用品、メーターリング塗装、サイドブレーキ・シフトノブが専用品に。
リアエンジンフードが356をイメージさせるクラシカルな2分割式となります。
*現車はシフトノブがRS用、リアウイング・Fコーナーマーカー・テールレンズがターボ用、社外品BBSの18AWが装着されています。





これはもう文句無しにカッコイイですね。
車重1400kg、ヴァリオラム付285psエンジン。空冷最後の作品です。
もうこの辺りの年式になると、飼育するにあたってオーナーに要求される物はほとんど有りません。
普通の車と言って良いでしょう。そんな気軽さに嫌悪感を感じるポルシェファンも存在します(笑)。
工業製品である以上、最終年度の製品が悪い訳が有りません。完成感がひしひしと伝わってくる車両です。
`97 911カレラS 6MT
走行6.4万km、車検24年3月
¥4980000
そしてもう1台、BMW Z3が入荷しています。



こちらはマツダミアータ?でしたっけ?ユーノスロードスターが世界中に開拓した「ライトウエイトオープンスポーツ」というジャンルに追従したヨーロッパメジャーメーカー初のモデルだったと思います。
今ではすっかり定着化ジャンルですが、日本の小さなオープンカーが世界中であんなに売れるとは誰も思っていなかったのでしょう。
BMW Z3、ベンツSLKがいち早くデビューし、ポルシェボクスターなどが発表されました。
どの車も良く売れましたね。
やはり「オープンカーとしての性能」は2シーターがダントツです。
Z3は車重1270kgですし、ボディサイズも非常にコンパクトなので、非常にフレンドリーな車です。
コンパクトで軽い1900ccのエンジンをブンブン言わせて走る車、
ドイツ車の例に漏れず、ドライバーとの密着度が高く、スニーカーみたいな車です。
「輸入車初めて」という方でも安心して薦められるモデルです。
2人乗りでよければ、誰も不幸にはならない、そんな良く出来た子です(笑)。
`98 BMW Z3 1.9
走行6.9万km 車検24年3月
¥600000
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