ガソリン車に関してはキャブ車は勿論の事、インジェクション車も良く、プラグがカブリます。
冷間始動時はガソリンを濃いめに噴射して始動性を上げているので、ある程度燃焼室内の温度が高まるまでは
プラグ的に「濃い」状況が続きます。
対処法が意外と知られていないようなのでご説明しておきます。
原因編
・一般的なバッテリー上がり
・プラグかぶり
・マフラー凍結(排気口遮断)
予防&対処法編
*バッテリー上がり
これはバッテリーをチェックするしかないですね。消耗品です。
バッテリー上がりの場合は他車からバッテリージャンプする事で、緊急始動は可能です。
弱ってきているバッテリーは大体この季節に死亡率が高まります。
*プラグかぶり
冷間始動後はある程度温まるまで(時間にすると2・3分でOKだと思います。)エンジンを止めない。
良くあるパターンとしては・・・・・
「朝、除雪時にエンジンをかけて車を移動。ちょっと移動させてエンジン停止。」
このパターンは確実に再始動性が落ちています。いつものようにアクセルを踏まない状態でセルを回し続けると
どんどんプラグかぶりは進行。レッカーのお世話に。
ちょっと始動性がわるいかな?と感じた時は「アクセル全開」でセルを回し続けましょう。(回し続けると言っても、5秒間位を目安にセルモーターは休ませます・・・。)
アクセルを開けると余計に燃料が出そうで…と思われがちですが、「空気をより多く送ってやる」事が大切です。
迷わず全開で行きましょう。
「ボッ、ボボッ、ボボボーーン」と真っ黒い排気ガスを出しながら始動できれば、トラブル回避です。
その後はプラグ点検やエンジンオイル交換をしてやるのがベストです。
*排気口遮断
豪雪の時など、マフラー出口が雪に埋まったままエンジンをかけておくと、エンジンは窒息して止まります。
対処法は「除雪」です(笑)。
もう一つ、「マフラー凍結」がありますが、これは起きてしまったら自宅での対処は難しいと思います。
マフラーに水がたまり、それが凍結して排気通路を塞いでしまうのです。
凍結なので、温めれば良いのですが・・・。
毎日の冬道トロトロ運転、エンジンを低回転で使うのでたまり易いのです。車種による差は激しいですが。
回避法は「高速道路で高回転域を使う」か、迷惑にならない所で「空ぶかし」するかです。
私は車をジャッキアップして傾斜を付け、空ぶかしして水を出します。
車種によっては、マフラー出口から驚くほどの量の水がでますよ。
以上、知っていて損は無いマメ知識でした。
他にも色々対処方法はありますが、車を壊しかねないので教えられません(笑)。